ドイツで不妊治療!高度不妊治療にステップアップ!必要な手続きとは?

不妊治療

本記事では、ドイツで一般不妊治療を試した後、高度不妊治療にステップアップするために必要な手順をご紹介します。
あくまで私たちの場合はこうだったよ!ということなので、その点はご了承いただけますと幸いです!
 

ステップアップの流れ

  • STEP1 泌尿器科で精液検査をする
  • STEP2 電話でステップアップしたい旨を伝え、来院予約をする
  • STEP3 夫婦で院長から高度不妊治療についての説明を受ける
  • STEP4 郵送で必要書類が届く
  • STEP5 かかりつけの婦人科を受診し、書類にサインをもらう
  • STEP6 保険の申請をする
  • STEP7 同意書にサインをする
  • STEP8 書類をKinderwunschpraxisに返送する

STEP1 泌尿器科で精液検査をする

高度不妊治療に進むには、夫側の精液検査の結果が必要です。
私たちは可能な限り早くステップアップしたいと思っていたので、タイミング法2回目にさしかかった頃に泌尿器科に電話し、精液検査の予約をしました。
このときも、予約してから実際に検査できるまでに3ヵ月ほど待ちました…
結果が出たら、泌尿器科が夫/Kinderwunschpraxis/Hausarztにメールで情報を共有してくれました。
ちなみに夫の精液検査の結果は大変良好でした◎
 
 

STEP2 電話でステップアップしたい旨を伝え、来院予約をする

精液検査の結果も出たので、タイミング法が5周期目にさしかかる頃、高度不妊治療にステップアップすることを決め、Kinderwunschpraxisに電話をしました。
正直、人工授精は私には意味がないだろうと思ったので、人工授精はせずに早く体外受精に進みたい旨を伝えました。
高度不妊治療に進む場合は院長から直接説明を受ける必要があるので、そのための予約をしました。
 
 

STEP3 夫婦で院長から高度不妊治療についての説明を受ける

院長から直接、高度不妊治療についての説明がありました。

その際に、もし受精障害があった場合に採卵した卵子が全滅するのを避けたかったので、100%体外受精に全振りするのではなく、体外受精と顕微授精のSPLIT法を選択したいと伝えました。
が、まずは体外受精を行って結果を確認し、体外受精では妊娠が難しいことを保険会社に証明しなければ、顕微授精に保険は使えないと言われたので諦めました…

その他、高度不妊治療の流れについての説明や質疑応答があり、説明を受けたという証明書に夫婦でサインして終了しました。
 
 

STEP4 郵送で必要書類が届く

数日後、Kinderwunschpraxisから郵送で高度不妊治療を実施するための必要書類が届きました。

各必要書類の内容


  ① 第3者の婦人科による同意書   

  • ⇒「Kinderwunschpraxisが患者(私)に高度不妊治療を行うことに賛同する」旨の同意書に、 第3者の婦人科医からサインをもらう

  •   ② 保険の申請書   
  • ⇒ 保険の窓口に申請書を持参し、承認の印鑑をもらう

  •   ③ 私たちが高度不妊治療を受けることへの同意書   
  • ⇒ 内容を最終確認し、夫婦でサインをする
  •   

    ①については、なぜ第3者の婦人科医の同意が必要なのか、よく意味が分からず夫に聞いてみました。

    夫によると、①の同意書は私のためではなくKinderwunschpraxisを守るための保証書のようなもので、≪第3者である婦人科医も、この患者(私)には高度不妊治療が必要であると認識しており、当Kinderwunschpraxisがこの患者(私)に高度不妊治療を行うことに賛同している≫ことを証明する意味があるようです。

    実際のところ第3者である婦人科医が「No」と言うことはまずないとのことなので、形骸化している仕組みなのか…?と思いましたが、不妊治療に限らず何かしら重大な手術や治療が必要になった場合、

    ■患者側:本当にその治療が必要なのか、第3者の医院からセカンドオピニオンを得ることができる
    ■病院側:第3者の医院もその治療を行うことに賛同しているという保証を得ることができる

    というメリットがあるとのことなので、決して意味がないわけではないようです。
     
     

    STEP5 かかりつけの婦人科を受診し、書類にサインをもらう

    ドイツで不妊治療!KinderwunschPraxisを初めて受診するまで」でお話した通り、私はKinderwunschpraxisを予約してから実際に初めて通院するまでの間に町の婦人科にかかっていたので、そこの院長にサインをもらいに行きました。
    必要なものは、上記の書類のうちの『① 第3者の婦人科による同意書』です。
    Kinderwunschpraxisでの検査結果等は既にこの婦人科医に共有されており、「頑張って!」という励ましと共にすぐにサインしてくれました。

    もし婦人科には通院せずにKinderwunschpraxisのみに通っていたとしたら、いったい書類に誰のサインをもらえばいいのか…?と疑問に思って夫に聞いたところ、「今から婦人科を探して受診し、経緯を話してサインをもらうことになるのでは」とのこと…
    それだと婦人科を受診してサインをもらうまでに、かなり時間がかかってしまう可能性があると思います。
    まぁ普通は「婦人科受診 → Kinderwunschpraxis受診」の流れなので、上記の問題は起きないはずですが…

    どちらにしてもドイツで不妊治療がしたいと思ったら、できる限り早めに婦人科に通院し、Kinderwunschpraxisの予約をした方がいいかもしれません!!
    とにかく何事も早め早め!です!!!
     
     

    STEP6 保険の申請をする

    私たちが加入している保険は、『AOK』です。
    住んでいる町に代理店があるので、夫が申請に行ってくれました。
    申請に必要なものは、上記の書類のうちの『② 保険の申請書』です。

    窓口の担当女性は申請書の内容を全くチェックせずにコピーをとって、すぐに承認の印鑑を押してくれたそうです(笑)
     
     

    STEP7 同意書にサインをする

    こちらは1番簡単で、高度不妊治療を受けることについての同意書に、私たち夫婦がサインすればOKでした。
    必要なものは、上記の書類のうちの『③ 私たちが高度不妊治療を受けることへの同意書』です。
     
     

    STEP8 書類をKinderwunschpraxisに返送する

    上記3点の必要書類をKinderwunschpraxisに返送しました。
    これで完了です…!!

    私たちは別件でKinderwunschpraxisに電話した際に、書類が無事に届いているかを確認しました。
    書類到着時に連絡をくれるかどうかは、クリニックに依るかもしれません。
     

    まとめ

    少し大変でしたが、これでいよいよ高度不妊治療に進むことができます!
    体外受精の流れは、別記事でご紹介したいと思っています。

    夫のおかげで、今私は人生最高にハッピー&穏やかな日々を送れています!♡
    日本にいた頃の、ギリギリのところで踏ん張っていたストレスフルな毎日からは想像もできない…(笑)
    夫には感謝してもしきれません!!!!
    心身共に健康になってきていると思うので、なんとか不妊治療がうまくいくといいな~と思っています♪

    少し長い記事でしたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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