2022/8/23~の周期から、ステップアップして体外受精に入りました!
体外受精の流れ自体は日本と変わらないかもしれませんが、複数記事に分けてご紹介します。
体外受精全体の流れ
- 体外受精周期開始前■KinderwunschPraxisから体外受精の詳細(スケジュール表・薬・費用・注意事項等)が
まとめられた書類のセットと、処方箋が郵送で送られてくる
■処方箋をApothekeに持参し、薬を取りに行く - 生理2日目~■スケジュール表に書かれている通りに、自宅にて薬の服用/自己注射をする
- 生理から8日目■KinderwunschPraxisに行き、卵胞チェックを行い、採卵日の指示を受ける
- 採卵日当日■KinderwunschPraxisに行き、採卵する
■黄体ホルモン剤の服用を開始する
- 採卵日の翌日■KinderwunschPraxisから電話で受精結果を聞き、胚移植の予約をする
- 採卵日の2~5日後■胚移植をする
- 胚移植の14日後■KinderwunschPraxisにて、採血で妊娠判定をする
自己注射
処方された薬/注射
私は医療関係者ではないので、詳細な薬のご説明はできません…
ご自身でよく説明書をお読みいただき、分からないことがあったら担当医にご確認ください。
今回処方された薬は、以下の4点です。
かかった費用は約600€で、そのうちの半額が保険で戻ってきます。
① Pergoveris® (450 I.E. + 225 I.E.)/0,72 ml
・hMG/rFSH注射(排卵誘発剤)
・要冷蔵保存
② Pergoveris® (900 I.E. + 450 I.E.)/1,44 ml
・hMG/rFSH注射(排卵誘発剤)
・要冷蔵保存
③ Orgalutran® 0,25 mg/0,5 ml
・GnRHアンタゴニスト注射(排卵抑制剤)
・常温保存
④ OVITRELLE® 250 µg
・hcg注射(LHサージ誘起剤)
・要冷蔵保存
⑤ utrogest® 200 mg
・黄体ホルモン剤
・要冷蔵保存
※予備で『Pergoveris® (300 I.E. + 150 I.E.)/0,48 ml』の処方箋ももらっていましたが、8/30(火)の卵胞チェックの結果、最終的にそれも必要となったため、追加でApothekeに取りに行きました。厳密には処方された薬は計5点・費用は約700€です。
スケジュール
こちらが郵送されてきた書類のうちの1つ、自己注射のスケジュール表になります。
最初この表を見たとき、「Pergoverisの行の『150』って何!?処方された注射のどこにも150っていう数値ないけど!?」と一瞬パニックになりました…(私だけ?笑)
が、説明書を読むと、注射する際に自分でダイヤルを回して投与量を設定するのですが、その設定を『150』にするということでした。
ちなみに今回は8/23(火)に生理が始まったので、早速8/30(火)に卵胞チェックの予約を入れました!
自己注射してみた感想
■①②『Pergoveris』
卵胞をたくさん育てるための排卵誘発剤です。
日本で使われている『ゴナールエフ』と同じようなものだと思われます。(※未確定情報)
ペン型で針が細く、痛みはほぼないです。
0ではないですが、耐えられない人はあまりいないのではないかな~という程度の痛み。
説明書はドイツ語なのですが、手順ごとに挿絵が載っているので、難しくないと思います!
それでも少し不安だな~という方は、YouTubeに使い方の動画がありましたので、参考にされてみてはいかがでしょうか♪
針を装着した際に針先から液の雫が見えない場合、初回使用時のみ特別に空気抜きのような手順が必要なので、そこだけ注意すれば後は動画の通りで大丈夫かと思います。(付属の説明書15ページ目)
■③『Orgalutran』
育てた卵胞が排卵してしまわないように、採卵に向けてコントロールする排卵抑制剤です。
日本で使われている『ガニレスト』と同じようなものだと思われます。(※未確定情報)
ペン型ではなく普通の注射で、針は太めです。
事前に他の方のブログを見て、どうやら痛いようだったのでかなりビビりながら注射しました…
が、注射自体は想像よりは痛くありませんでした!(『Pergoveris』の1.5倍くらい?w)
しかし、注射直後から30分くらい、鋭いような鈍いような不快な感じの痛みが残りました…
ちなみに針は思い切って力を込めないと刺さらないので、余計に痛い思いをすることになります(笑)
説明書はドイツ語で、挿絵は一切ないです。
夫が読んで説明してくれましたが、説明書には太ももに45度の角度で注射するように書いてあるとのこと。
しかしYouTubeで使い方の動画を検索したところ、普通に腹部に90度で注射していました!
空気抜きも必要ないようで、普通に注射すれば大丈夫でした。
■④ 『OVITRELLE』
卵胞が18ミリ前後になったところでこの注射を打つと、卵子が成熟し、約36~40時間で排卵するので、それに合わせて採卵することができます。
こちらはタイミング法で排卵2日前に使用していたものと同じです。
ペン型で針が細く、痛みはほぼないです。
『Pergoveris』と同じ感じです。
■⑤ 『utrogest』
黄体ホルモンを補充する薬です。
こちらもタイミング法で排卵後から生理開始まで使用していたものと同じです。
この薬は注射ではなく膣用カプセルですが、説明書には経口摂取するように書かれています。
病院では確かに膣に入れるように言われていたので電話で確認したところ、膣内に入れての使用で間違いないとのことでした。
タイミング法で使用していた際は1日1回でしたが、体外受精では1日3回の使用になりました。
個人的には、寝ながらより立った状態の方が、カプセルを入れやすいです。
卵胞チェック当日
■卵胞チェック1回目
生理から8日目の8/30(火)に、1回目の卵胞チェックに行きました。
確認できた卵胞は、右に8個+左に6個=計14個!
個人的には私の不妊の原因は受精障害だと思っているので、採卵数より受精数が気になります…
とりあえず3日後の金曜日に再度卵胞チェックをするとのことだったので、予約をして終わりました!
この日は病院の滞在時間の合計は10分程度でした。
■卵胞チェック2回目
9/2(金)に、2回目の卵胞チェックに行きました。
その日の午後、病院から電話で採卵日までのスケジュールについて説明がありました。
9/3(土) 22:00に ④ 『OVITRELLE』を注射して、採卵までの流れは終了とのことです!
日曜日は久々に注射のない日でした…!!
あとは採卵日を待つのみです。
まとめ
調べると、今回私が実施することになった排卵誘発方法はアンタゴニスト法のようです。
14個卵胞が確認できたというのは、なかなか良い兆しですね!
この後はいよいよ採卵&受精です!
果たしてどうなるでしょうか…
ドイツで不妊治療をお考えの方に、少しでも有益な情報となれば嬉しいです。
それでは~!
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